Mike Sekine wrote:
確かに仕事のボリュームが大きい場合は原文をタイプしてもらう、つまりファイルでもらうのが最適だと思いますが、これは必ずしもクライアント(エージェントを含む)の義務ではありません。翻訳者が電子辞書を使えないというのはこちらの便宜上の勝手な理由であり、クライアントに押し付けるものではないと思います。
私は言いたかったのは、自分のやりかたです。私は和英訳をやっていて、ハードコピーの翻訳は正直言いますと、大嫌いです。もし、すぐに読めない漢字があれば(技術的なテキストですとありますよ)印刷辞典で探すのは時間がかかります。ハードコピーが良くなければ、もっと大変。ということで、ハードコピーの翻訳がファイルでもらっているものより時間がかかりますので、料金を高くします。(当然なことだと思います。)これは皆そうするべきとは言ったいません。印刷した辞典と電子辞典で探すことが同じ速さでできる人なら、同じ料金でやるのがいいでしょう。これは個人判断だと思います。
クライエントが高い料金を払いたくなければファイルで送るか、他の翻訳者に仕事を頼むか、どちらかになります。
実は、何回かありましたが、最初は「ハードコピーしかもっていない」といわれて、「それでは料金が少し高くなりますよ」と返事したら「あぁ、ファイルがありましたよ」とクライエントから返事が来た。なるほど・・・
それで、通常料金で請求していたからクライエントも満足、電子辞典、もとのファイルのフォーマットが使えたので私も楽で、両方ハッピーでした。
Mike Sekine wrote:
時間的・技術的(図面が挿入されている場合など)要素を考えると、必ずしもファイル形式で受け取らなければならない、というある種の不文律は必ずしも成立しないでしょう。つまり、全てはcase by caseということだと思います。
もちろん、そうです。
Mike Sekine wrote:
レートに関しては、少なくとも私は、原文の全てに目をとおした上でページ単位の価格を設定します。その際少し高めに設定しますが(笑)。
問題は、ミドリさんのお客さんがこれを接待に受け入れてくれないみたいです。
Mike Sekine wrote:
ターゲットワードで請求する手もありますが、最近は不景気な企業が多いこともあり、できるだけ透明性の高いレート設定をしています。こちらはよくても、相手は「一体いくらになるんだよ」という一抹の不安が必ずありますからね。でもあえて言うならば、これもcase by caseな問題なのでしょうか。
全体のテキストを見て、大体の料金を出すのが可狽セと思います。それを推計としてクライエントに出して、後は正確な金額を請求するとクライエントがだまされている気持ちとならないと思います。
今回のケースでは、とても頭の固いクライエントが相手になっているみたいです。彼らのやり方は確かに普通ではないと思います。料金を安くしようとして(これでなぜ安くなると思っているのが不思議ですが)、原文のワード数で料金を計算して欲しいみたいです。但し、原文はハードコピーです。この場合、クライエントの勝手な希望で、翻訳者が自分で、手動で、ワード数を数えますか???もし、それになったら、その分の時間をクライエントに請求するべきでしょう。そうしないと、クライエントが翻訳者の時間を勝手に無料で使うことになります。
そして、ミドリさんの話を読みますと、これはQuoteの段階で、まだ仕事をもらっていない状態ですね。それならば、ミドリさんがだまされている(利用されている)可柏ォもあります。つまり、ミドリさんからワード数でのQuoteがでたら、クライエントが原文のワード数が分かります。他の翻訳者からPer WordのQuoteと簡単に比較ができて、安い方に仕事を頼みます。自分でワード数も数えなくて、一番安い翻訳を得ることができます。
これはもちろん想像だけですが、可柏ォとしてあります。ミドリさんの嫌な気持ちが正しいかもしれない。
ミドリさん、このクライエントからたくさんの仕事がくるですよね。それなら、ミドリさんの仕事がとてもいいもので、レートが高くないでしょう。高かったら、そんなにたくさんの仕事が来ないと思いますよね。
つまり、ミドリさんがこのクライエントの立場から見て、いい翻訳者ですので、なぜ協力してくれないでしょう。ミドリさんが優しい方で、クライエントがそれを利用するならばとても残念だと思います。
クライエントが神様だと当たり前ですが、クライエントがどこまでプッシュできるのが翻訳者の方にもコントロールがあるはずです。クライエントとの関係を大切にするのが当たり前ですが、同時に私利を守る必要があると思います。
クライエントとよく話し合ってください。
話が長くてごめんなさい。
カタリン
[Edited at 2003-11-29 21:33]
[Edited at 2003-11-29 21:35]